1.「告白」
僕は病気です。
病名は【局所性ジストニア】。
4〜5年前から抱えていたもの。
この病気にかかってしまうと、治療をしても回復するのは難しく、音楽を辞めてしまう方が多い。
そんな中、僕は25年弾いてきたギタープレイを捨て、40歳という節目の今、左利き、レフティギタリストとしてデビューする。
無謀だと思う人もいると思う。
しかし僕は今日、レフティギタリストとして恵比寿リキッドルームのステージに立って演奏した。
左利きの練習をして1年半だ。
当然まだ上手くは弾けない。
けど、新しい可能性を見せられたと思う。
僕は20〜30代の時に、色々なところでギター講師をしてきた。
小学生の子供から還暦をすぎた年配の方まで、何百人の人にギターの素晴らしさを伝えてきた。
そこで僕が一貫して言い続けてきたこと。
「音楽は、ギターは何歳から始めたって良い。
ギターを愛する気持ちさえあれば、素晴らしいプレイができるようになる。」
僕が今まで言い続けてきたこの言葉を、僕自身が体現する時がきた。
そして病気を抱えて悩んでいる全ての人に、新しい道標の一つを示せればと思い、このBlogを書いている。
ここからはかなり長い文章になる。
僕の人生の中で一番長い文章。
僕のことを知ってる人も、知らない人も、ゆっくりでいいから、
最後まで付き合ってくれると嬉しい。