2.「ジストニア」
局所性ジストニア
この病気をあなたは知っていますか?
すごい簡単に説明すると、
身体が自分の思うように動かせなくなる病気。
脳と神経の「伝達バグ」って言われることが多い。
コップを右手で握ろうとしても、何回やっても握れない。
イメージしてもらうとこんな感じ。
本当に色々な症状がある。
僕の症状を伝えると、、、
・右手がギターを抱えると内側に沿ってしまう。
・右手の親指が勝手に動いてしまい固定できない。
・右肩がツッパてしまい膠着してしまう。
・右手を使った細かい動きができない。
・字を書くと筋肉が強張り、痛くて短い時間しか書けない。
大きく分けるとこの5つの症状になる。
このどれもが僕の意思とは関係なく症状が出てしまう。
基本はギターを構えた時にしか出ない(文字を書くときだけは例外)。
ジストニアという病気は、まだちゃんとした治療法が確立されていない。
昨今、やっと少しずつ理解されてきた病気(RADWIMPSの山口さんや、Alexandrosの庄村さんなどがこの病気であると告白している)で、実は昔からあったけど、その当時は原因不明という形で、治療できず、辞めていった音楽家やスポーツ選手がたくさんいた。
心のストレスで発症する人、練習のしすぎで発症する人、色々な人が色々な場面でこの病気を発症してきた。
この病気の一番怖いところは、今まで出来ていたことが少しづつ出来なくなっていくこと。
努力しても努力しても、結果がでなく、少しづつ病魔が進んでいき、得意なことができなくなってしまうことが、こんなにも恐怖で、そして心まで蝕んでいってしまうなんて、想像もできなかった。
僕がどうやってこの病気になって、そしてこれからどうしていくかをここに記していくことにする。