19.「報告」
まだ全然ギターを弾けないのに、僕には新しい夢が出来た。
そしてまた夢に向かって走ると言うことを早速、家族に伝えた。
家族は僕の決断を少しも疑わずに、喜んでくれた。
そしてすぐにメンバーに、
「この間の話し合いの答えを自分の中で出したので、みんなに伝えたい」
と集まってもらった。
「これからもLACCO TOWERのギタリストとして生きていきたい。
そのために僕はレフティギタリストになります。
時間はかかるかもしれないけど、必ず今よりも良いギタリストになってみせる。
そしてLACCO TOWERで、みんなと一緒に、もっともっと良い景色を見にいきたい。」
メンバーはびっくりしながらも、大きく笑いながら喜んでくれた。
「お前は最高に狂ってる(笑)
そんなところが最高にカッコ良くて最高に好きだ。」
そして4人が4人とも、
「大介ならきっとその夢を叶えらえる。
これからもよろしくな。」
そう言って迎え入れてくれた。
LACCO TOWERに入ってよかった。
このメンバーと一緒にいれてよかった。
何度も何度も思うことだけど、心からそう思ったんだ。
ここから僕の第2の人生がスタートすることになる。