4.「子供時代」

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ここで僕のことを少しだけ話しておこうと思う。


ロックに目覚めたのは中学1年生のとき。

テレビ(TVK)から流れてきたロックバンド、LUNA SEAのMV「DESIRE」を見たときだ。

映像を見た瞬間、本当に月並みな表現だけど、雷に打たれたような衝撃を受けた。


音ももちろんだけど、映像そのものに衝撃を受けた。

こんな世界があるのか、、、



ロックに足を踏み入れた瞬間だった。



時を同じくして、高校に行っている先輩がライブハウスでライブをやるというので見に行ってみた。

初めてのライブハウスデビュー。

そこでもとんでもない衝撃を受けた。


その先輩たちはハードコアバンドで、髪の毛をおったてて、爆音でロックを鳴らしていた。

そこでも一番に僕の目を奪ったのはギターだった。

僕はギターに心を奪われ、ロックスターになりたいって思った。


ライブハウスの帰りに髪の毛をモヒカンにして(笑)、お金をためてギターを買うことを決意。


中学2年生の時にギターを購入する。

しかしギターを買ってからは、見かけだけのカッコよさに魅せられてしまって、大して練習もしないダメダメミュージシャンになってしまった(笑)




20歳の誕生日の日、両親にブチ切れられて(笑)一念発起し、毎日何時間も練習した。

その甲斐あり、20歳前半でCDデビューをして、色々なところでギターを弾かせてもらった。

20歳後半にはギターだけで生計を立てられるようになっていた。



そして30歳目前でLACCO TOWERに入ることになる。


LACCO TOWERに入ってからの方が生活は厳しかった。

バンド活動が忙しくて、ギターの仕事が出来なかったからだ


けど今までにも増して、充実していたし、夢だったメジャーデビューもできた。



子供の頃に一番好きだったアニメ「ドラゴンボール」の主題歌も担当できたし、学生時代に毎月買ってた音楽雑誌で特集されたり、ギタリストとしても少しずつ認められてきた。


その頃にはギターの腕もそこそこ自信もあったし、巷で言われ始めていた、細川大介=テクニカルギタリストっていう肩書きも少しずつ馴染んできていたと思う。



僕の性格はとてもネガティブで神経質なのだが、それを支えていたのは間違いなく「ギタリストとしての自信」があったからだと思う。



その柱がこの後どんどん崩されていくことになる。



話を戻そう。

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